夢だけじゃ 夢だけが

恋することが世界の平和♡

ミュージックステーションウルトラFesでのジャニーズの事。

 ここのところブログに書きたいと思う事があってもなかなか容量を得ない内容になってしまい書いては消してを繰り返していた。もともと文才があるわけではないので今更関係ないのだが自己満足でもいいものを書きたいと思いたくなってしまう。そんなことで結局なにも更新できていなかったのだが、せっかくミュージックステーションスペシャルが放送されたので番組を通して感じたことを書こうと思う。それにしてもアーティストが一堂に会する番組というのは、たしか6、7月くらいにも別局で放送されていたと思うが何故か年末感があり1年をかけて3度ほど年末を体験したような気がする。もちろん気のせいなのだが。

 

 まずはやはりジャニーズのグループが自分たちの曲を披露しながらメドレーとして披露したコーナーは観ていてとても面白かった。簡単にグループの年代によってわかれていて、私は主にパート2、3としてくくられていたグループに興味がある。パート2のグループはKAT-TUN関ジャニ∞、NEWS、タッキー&翼だった。昔は嵐以外のグループの楽曲はほとんど聴かなかったのだが最近はそこそこ聴いている。しかも今回の番組で披露された楽曲はそれぞれ代表曲だったのでさすがに知っていた。それでも各グループの歌っている姿というのは食いつくようには見たことなかったので今回Mステスペシャルはとても目新しく面白かった。そして、特にその中で私が気になったタレントが何人かいた。

 

 まず1人目は関ジャニの村上君だ。

 ジャニーズといえばバラエティー番組にレギュラー出演することも珍しくなく、そこでの活躍の場を広げているタレントも多い。しかも関ジャニは嵐と同年代のタレントもいる上に、グループとしても仲が良いため嵐の番組にゲストとして出演する機会もそこそこあった。そのためかあまり他グループに興味のなかった中でも馴染みがあった。しかも、半年前くらいからやっと巷で人気の『月曜から夜更かし』を認識し、村上君のことをほかのメンバーよりも定期的に観るようになっていた。だからなのか、関ジャニ∞として歌を披露する村上君を観たとき感動してしまった。『夜更かし』の中で村上君はファンが少ないというのが鉄板ネタになっているのだが、私は関ジャニを応援するとしたらおそらく村上君のファンになると思う。実際関ジャニの中でのファンの数の差というものの有無や、あったとしたら誰が人気なのかというのは分からない。しかし、村上君はかっこいい。

先ほども記したがジャニーズのタレントの活動の幅は広くなる一方で意外な場所での活動も増えた。しかし、それでもバラエティーで活躍するメンバーというのはアイドルとして舞台に立った瞬間とのギャップが一番大きいと感じる。しかもグループの冠番組ではなく一個人として出演している番組で活躍していることが条件だ。理由は自分が追いかけていた嵐のメンバーが個人でバラエティーの場で大きな活躍をすることが少なかったからだと思う。だから村上君の『夜更かし』でのマツコさんとのやりとりなどがとても面白いのに、音楽番組で歌を歌っているというのが信じられないのだ。「ギャップ萌え」とは最早死語とも言える物ではあるが、結局のところ「ギャップ」は最強の武器なのだと感じてしまう。ひたすら笑顔で踊るわけでもないが、所々笑って楽しそうな姿を披露しつつその場を楽しんでいる村上君はとても気になる一人だ。あと偶然だが、村上君の顔がとても好みな点も追い打ちをかけたと思う。村上君の眉毛は男前でありつつも目元はやわらかく、そのバランスがとてつもなくかっこいい。

 

 そして同じくバラエティーで活躍しつつもアイドルになった瞬間のギャップが魅力的なタレントがもう一人いた。NEWSの手越くんだ。

 毎週日曜の楽しみと言えば夜19時からの『鉄腕DASH』と『世界の果てまでイッテQ』だが、私は『イッテQ』での手越くんしか触れたことがなかったため歌う手越君の魅力を知らなかった。男性アイドルというと歌っている姿も「アイドル」つまり演じているという印象を感じるのだが、実際は見ているとそれぞれ緊張している素振りを見せつつも自由に楽しく歌っている印象が目立つ。その笑顔も言ってしまえば「作り物」なのかもしれないが、それでもこの人この瞬間は素の笑顔だと画面越しでも感じられることがある。私はこの感情はどのアイドルでも当てはまると思っていたのだが、今回手越君の歌唱シーンを初めて見た時そのルールが覆された。私は手越君のことを詳しく知らないので彼にとってあの瞬間でさえも「素」だったのかもしれないが、彼のひたすら「アイドル」に徹する姿というのがとてもかっこよかった。アイドルとはいえ常にキメ顔で歌っていたり、甘い笑顔で踊っているわけでない。でもたった一曲だったがあの場で手越君はそれをやっていたのだ。ひたすら「アイドル」を演じることはある意味かっこつけることである。この「全力は美」という言葉が冷やかされる時代に彼はひたすらかっこつけていて、演じ通していたのだ。庶民的な笑顔を見せるアイドルは多いが、アイドルの笑顔を貫き倒せるアイドルは実は少数なのではないか、そして手越君はその貴重な一人なのではないかと思った。

 

 本当に今更なのだが、真っ黒でキラキラの衣装を身にまとったグループの隣にカラフルな柔道着で笑うグループがいて、更に横には真っピンクのコートを着たグループがいると思ったら、王子様のような真っ白の衣装を着たユニットがいる。このちぐはぐ感がとてつもなく面白くて通用してしまうのがジャニーズなのだと、そして改めてジャニーズという組織の面白さを感じた。

 

 

 

浜崎あゆみ『sixxxxxx』を受けて思った事。

 8月が終わった。何も出来なかった。毎年夏は特別、時間が1.5倍速で進んでいるような感覚を味わうが今年は特に早かった。日本の四季の中で一番好きなのは秋なので夏が終わって秋になるのはうれしい。しかし夏は夏だけにしかできないことが多い季節なので何も出来ないまま終わるとショックだ。そんな8月を唯一支えてくれたのはジャニーズ、そしてあゆのミニアルバム「sixxxxxx」だったと思う。

 

 今作はミニアルバムだが、今年に入って2枚目のアルバムリリースだ。ツイッターで見たコラムに書かれていたリリースラッシュという言葉を受け初めてあゆのリリーススパンの速さに気付いた気がする。そんなスパンで出た「sixxxxxx」随所で褒めてもらっている感想を聞いてとても嬉しい。個人的に本音を言えば「A ONE」の前にリリースした「Colours」も「Party Queen」も全部あゆの作品であゆの音楽なんだけど(笑)とも思いながらも割と喜んでいる。

 

「A ONE」「sixxxxxx」と聴いてきて思ったのはなんだか私たち(?)ファンとあゆの間で往復書簡してるみたいだよなぁと。もしかしたらどなたかが言っていた言葉かもしれないのであまり自分の感想のように言いにくいのだが、特に当てはまる言葉が「往復書簡」だった。「Colours」の製作を海外で行い、2014年の「Feel the Love」ツアーをプレミアムショウケースといった題目で全国3か所で開催した。私は特別このツアーや海外に家を構えることからあゆとの距離を感じたということはなかったと思う。でも、あゆは海外にいながらも「自ら選んだこと」と「ファンの人の気持ち」やらのジレンマを感じていたのかもしれない。あったかどうかはわからないが、その中でファンの人が思っていた気持ちの微妙な変化に気付いたのかもしれない。しかし特別な距離を自分では感じていなくても、昨年の年末か今年の初めかにあゆの「2015年はアジアで活動する」との発言を聞いたとき単純にアジアツアーでもするのかと思った。自分が思っていなくてもあゆには世界を見て活動する気があるのだろうと無意識に考えてしまっていたのだ。しかしそこからあゆは日本に帰ってきてくれた。というか、日本もアジアだったわ、と気付かせてくれた。そして「A ONE」や「sixxxxxx」を発表した。この1年くらいのやり取り、もしかしたらずっと前からかもしれないが特にここ数年のアルバムリリースを考えたらファンとあゆとの間の往復書簡だと思った。

 

 「A ONE」を聴いた時、本当に原点回帰しながらも「Love songs」あたりの系譜もきちんと感じることが出来る点が嬉しいと思ったが「sixxxxxx」も同じく感じた。あゆは「FIVE」というミニアルバムを2011年にリリースしたが、もちろんその「FIVE」から5から6へと次に進めたという気持ちも受け取れたし、「sayonara feat.SpeXial」では作曲編曲にDAISHI DANCEさんを迎えていることから「Colours」で挑戦したEDMが生かされていと思えた。よく昔のあゆが好きと言ってもらうことが多いが、私は昔だろうと今だろうと挑戦、進化し続けるあゆが好きなのでただの原点回帰にならなかったことが何よりうれしいし、「A ONE」や「sixxxxxx」でも「浜崎あゆみ」を感じられた事の一つの理由だと思う。今のあゆが迷走しているなど言われたこともあったが、例えば2000年では2000年の2004年では2004年なりの挑戦をしていたと思うため、「今のあゆが迷走している」という言葉自体もイマイチしっくりこなかった。常に挑戦している人の「迷走」って結局誰が決めるのだろうか、と。だから「Feel the Love」の歌詞で「迷走してない人なんている?」という言葉を違和感なく感じられたのかもしれない。

 

ちなみに、様々な人があゆのことをほめてくれて、昔ファンだったという方々がライブで驚いているのを見るとほほえましく思う。しかし、2004年からずっとあゆを応援し続けてきた自分は「POWER OF MUSIC」とか「HOTEL Love Songs」ツアーなんていう面白いあゆのライブも体験出来ちゃってるんだぜというちょっとした得意げな気持ちもある。世間一般的に言われているあゆの全盛期を見てきたわけではないので、その頃あゆのファンをしていた方からしたら「HOTEL Love Songs」ツアーや「Colours」のアルバム内容がしっくりこないのかもしれない。でも、私はやっぱり08年~14年までの期間のアルバムやシングル、ライブもあったからこそ「A ONE」や「sixxxxxx」「真夜中のサーカス」ツアーが輝いているということを忘れてはいけないと思うし、自分も忘れたくない。

 

 

 昨年の「Colours」や「Feel the Love」ツアーを受けて、じゃあ来年のあゆは何をするのだろうと期待していたがまさかの原点回帰的なもので驚かされた。そしてまた私はじゃあ「A ONE」「sixxxxxx」をリリースした次は何をしてくれるのだろうと期待している。

『オカダのはなし』の話。

 確か初めてGrowing Reedを聴いたときのゲストは経営者の遠山正道さんだった気がする。まるで遠い昔の記憶のように書いたが実際は1ヵ月前の話。そして約1ヵ月前私は岡田君がパーソナリティを務めるそのラジオ番組に驚きを隠せないでいた。通常ジャニーズのタレントがレギュラーとして出演しているラジオ番組は大体タレント自身のことや所属するグループのことを中心とした話を語ることが多い。すべてのラジオを聴いたことがあるわけではないが私が聴いている嵐のラジオはみな自分自身のことを話していた。だから単純に岡田君がラジオのレギュラーを持っていると知ったとき、岡田君の一人喋りor作家さんとの会話で成立していると思った。岡田君がパーソナリティを務める「Growing Reed」は毎週月曜(日曜深夜)0:00~1:00J-WAVEにて放送されている。レギュラーのラジオ番組を持っていると知った週の日曜日さっそく私はradikoを起動し聴きはじめた。そして、番組の冒頭アバンみたいな部分にて、いきなり「人間とは考える葦である」と言われた。

 

 

  実はGrowing Reedという番組、毎週さまざまなジャンルで活躍する各界の著名人に岡田君がお話を聴くというコンセプトの番組だった。だから私が初めて聴いた回では株式会社スマイルズの経営者、遠山正道さんがゲストだったがその前の週では日本ビアジャーナリスト協会の会長、藤原ヒロユキさんであったし、翌週は建築家の石上純也さんだった。勿論普通のジャニーズのタレントさんがやるラジオ番組はとても面白いしたまにとんでもない裏話が聞けるので大好きなのだが、ほかとは違うコンセプトを持つGrowing Reedにもまた面白さを感じた。1時間番組ということや、岡田君の低くてしっかりした相槌、普段知ることがないジャンルの専門家の方の話しを聞くことが出来るという点などとても素敵な番組だと思った。でも一つ疑問だった、何故こういうコンセプトの番組を岡田君は20代前半で始めることが出来、10年も続けて来れたのだろうか。

 

 

 その答えが昨年2014年の1月に発売した『オカダのはなし』を読んでわかった気がする。『オカダのはなし』は岡田君が雑誌ananにて書き続けている連載を1冊にまとめた本だ。連載をはじめた23歳から32歳までの内容がまとまっている。残念ながらすべての連載が載っているわけではないが、写真とテキストがバランスよく掲載されている。

 

私がこの本を読んで感じた岡田君の第一印象は「真面目」で「変わり者」だった。多分ジャニーズで自分の連載とはいえ地球環境の話と歴史の話と格闘技の話が出来る人って彼しかいないんじゃないかと思う。もともと歴史と格闘技が好きという話は知っていた。先々週のラジオでも最近「軍人か武士の役しかこない」と笑っていたくらいだ。でも戦国時代の歴史を勉強して、そこから地球環境の話しや考えが浮かぶというのはとても面白いと思った。そして本書の中で語られている、若い頃に公園の滑り台に寝っころがって星を見たり、家の中にテントを張ってその中ですごしたりするといったエピソードにも驚いたが、岡田君が変わってると思う点は物事の考え方一つ一つの不思議な同居にあるのだと思う。

連載を通して読むと感じるのだが岡田君はとても「真面目」だ。事実彼自身も周りの人に真面目と言われるという。しかも本人は自分のことをせっかちだと言っている。話し合い好きなV6の会議中に「もしかしてこれは10分で終わる話しなのではにだろうか?」という考えが浮かび反省するそうだ。でも、「真面目」で「せっかち」だけど「器用」。なのに、歳を重ねるたび恋愛や女性が分からなくなってきているという。でも、女性はこうあるべきという考えを押し付けるようなことはしていない。自分でも書いておきながらなんだか分からなくなる人で、多分なにかに偏った性格をしていない部分が岡田君の魅力だと思う。そこが本を読んだとき感じた「様々な考え方を同居させている」ということなのだろう。

 

そして、物事に関して様々な考え方を出来る理由が20代前半に読書に明け暮れていたことと仕事を続けていたからなのだろうと思った。岡田君は14歳でV6としてデビューしていたが、数年後にはジャニーズを辞めて学校の社会科の先生になろうとしていた。でも、V6は辞めなかったし天職ともいえる俳優業でも活躍するようになった。知識を得て、それをアウトプット出来る場があったからこそ俳優としても評価されるまでの段階まで進めたのだろう。逆に芸能人として活動する中で得たものから物事を考える機会もあり一方通行の考え方にはならなかったのだと思う。


そんな岡田くんが多くの本を読んだ理由に母の影響と20代は勉強する時間だと思ったからと言っていた。だから将来は牧場をしながら生きたいという理由から牛の病気などの本を読んだくらいだ。しかしその勉強するというルールのようなものがったからこそ、自分がなかなか関わることのない分野の人とお話しをするようなラジオが出来た秘訣だし繋がっているんだと感じた。

そして今私自身も岡田くんが悩みながらも色々なことを考えていた20代前半になった。ずっと嫌いだった日本の歴史も岡田准一という人を通してならば少しは学べるのではないかと、この『オカダのはなし』を読んで思えてきた。どこまで理解出来るか分からないが、せっかくの機会だ私は岡田くんに歴史の魅力を「勝手に」教えてもらおう。


それと、岡田くんの軍人役などはとても素敵だと感じているが、久しぶりに『木更津キャッツアイ』シリーズのような底抜けに明るく面白い岡田くんの演技も見たい。あのシリーズはあの年齢だから出来たものかもしれないが、是非日本のドラマ映画業界の人に期待したい。

V6岡田准一くんを応援していく上で発覚した個人的問題について。

 最近読んだ漫画にこんな引用があった。

 

歴史は単なるゴシップにすぎない。

 

イギリス(現アイルランド)の劇作家、小説家のオスカー・ワイルドの言葉だそうだ。大学時代、彼のことを知る機会があり何作か作品を読んだ。『サロメ』『幸福な王子』などで有名な作家だが、作品を読み、彼の事を知った印象はちょっと陰鬱な人だななんて思っていた。しかし、この言葉をどういった経緯で言ったかはわからないが、言葉悪く言えば歴史を軽視するような発言に「いいこと言うわ~」など思った。

なぜなら私は歴史、特に日本の戦国時代あたりの歴史がとても嫌いだからだ。

 

理由は簡単で、難しい言葉と漢字の多い名前が多用されているのにもかかわらず、何年に起こった出来事かを年代つまり数字も合わせて覚えなくてはいけない点に中学時代苦しめられたためだ。それからなるべく歴史に触れずに生きている。読書も好きだが、歴史小説だけは絶対に読まない。以前、好きなアニメキャラクターのプロフィールにお気に入りの本として司馬遼太郎の『坂の上の雲』が挙げられていた。好きなキャラクターが読んでる本を自分も読んでみたいという気持ちから図書館で入手し読み始めた。2ページで終わった。

 

 しかしまぁ学生ではなくなった今は常識の範囲内の歴史上の出来事を知っていればいいだろう。そんなことより今2015年を生きる自分が知るべき歴史はV6というグループのことだと意気込んでいた。過去のV6の曲を入手し、レギュラー出演しているTVをチェックし、ラジオのスケジュールを確認する、と着々と勉強が進んだ。そんな折に岡田君が出演した映画やドラマをすべて観ようと決めプロフィールを確認することに。『木更津キャッツアイ』や『東京タワー』は嵐のメンバーも出演しているため以前に観たことがある。『図書館戦争』は原作の有川浩先生が大好きなため、実際に劇場に足を運んでいた。自分が観ていない作品からと決めた。やはり岡田君といえば『SP』シリーズで活躍していたイメージが強かったため『SP』。そして金城一紀さんの原作を読んだ記憶があったため『フライ,ダディ,フライ』と目星を付け観る。そしてそんな作業をしていくうちにとあることに気が付いた。

 

特に近年の作品になるのだが、異様なほど出演する作品に「歴史物」が多い。もともと岡田君自身が歴史に興味があるということは知っていた。しかし、浅はかな自分はそれがなぜかということまでは考えていなかった。思えば高校、大学時代、自らの趣味の世界においても歴史物を避けてきた。それで何も不自由することはなかったし、気にすることでもなかった。それが今、奇しくも自分の好きなタレントの出演作に自分の嫌いなジャンルが多いという大きな壁に直面することとなってしまった。岡田君が出演した歴史物で有名な作品といえば昨年放送された『軍師官兵衛』だろう。自分は数年前松山ケンイチさんが好きでもあるため『平清盛』を観ようとして15分で諦めた過去がある。

 

さてどうしよう。

ジャニタレ呼び方問題について。

 突然だが「あだ名」が好きだ。

 

詳しく言うとあだ名というよりも誰かが誰かを呼ぶ瞬間が好きだ。『弱虫ペダル』原作単行本12巻にてクライマーとしての意地とプライドをかけ勝負をした巻島と東堂の「巻ちゃああん!」「尽八ィィ!!」は全世界に大きな感動をよんだと思う。他にも、週刊少年マガジンにて連載中の野球漫画『ダイヤのA』に登場する旧キャプテン「結城哲也」と旧副キャプテン「伊佐敷純」のお互いの呼び方は「哲」と「純」である。かわいい。また、大好きなるーみっくワールドの『犬夜叉』では登場したばかりの頃、呼び捨てにしていた鋼牙を後々かごめは「鋼牙くん」とくん付けにしている。このような誰かを呼ぶ瞬間の名前にはその人との関係性、距離間が顕著に表れていて、下手なプロローグよりも感動することがある。しかし、これは誰かが誰かを呼ぶ瞬間だけだ。何が言いたいかというと「自分」が誰かの名前を呼ぶ時に使う「呼び方」を考えることは私にとって大きな壁なのだ。そしてその中でも一番大きく厚い壁を有しているのはジャニーズのタレントだ。

 

 そもそもジャニーズのタレントにもそれぞれファンや世間からよばれるあだ名というものはある。例えば櫻井翔なら翔くん、松本潤なら松潤などだ。それなのに、あだ名があるのに呼び方を考えることが難しいとはこれ何事かと思うかもしれない。しかし、苦節数年立てにジャニヲタをやっていたわけではない。これまで様々な方法でジャニタレを愛でてきたのだ。デレ期や貶し愛、俯瞰愛など多種多様だ。私はその数年の中でジャニタレの呼び方を数回変えてきた。主に嵐だが。

 

櫻井翔のことを「翔くん」→「翔ちゃん」→「櫻井」

二宮和也のことを「ニノ」→「二宮」

相葉雅紀のことを「相葉くん」→「相葉ちゃん」→「あいば」

松本潤のことを「松潤」→「潤くん」

大野智のことを「リーダー」→「智君」

 

大まかに遍歴を記したが結構ごちゃごちゃで呼んでいた。特に貶し愛で愛でてきた時期が長かったから割と雑な呼び方が多い。そして現在、出戻りをした今は貶し愛でもなければ本気愛でもない。私はどう嵐のメンバーを呼んだらよいのか大いに悩んでいる。普通の人ならばここでは世間一般からよばれているあだ名で呼ぶのだと思う。しかし、自分ももう成人済みの大人、さらには7年嵐のファンをやっていた、今更櫻井翔のことを相葉雅紀のことを「翔ちゃん」「あいばちゃん」などと呼ぶことが死ぬほど恥ずかしいのだ。嵐だってもう全員30代だ。そんな男性をたとえ芸能人でも「ちゃん」付けなんて絶対にできない。ならば、長らく馴染んでいた「櫻井」「二宮」呼びにすれば万事解決するのでは?と私も思った。しかし、ことは簡単ではない。その当時は貶し愛だったからこそ通用した呼び方は大人になった今は無礼過ぎて使えないのだ。これはゆゆしき事態であり、自分が好きなタレントを呼べないとは大問題なのだ。

 

 そんな中で解決にむかって私も試行錯誤した。まずtwitterで嵐のファンがなんと呼んでいるかエゴサーチしてみた。成果がなかった。いかんせんジャニヲタの分母の数は多い。そしてそんな中でみんな多種多様に呼んでいるのだ。適切な呼び方がみつかることは容易ではない。ちなみにこの問題に悩んでいるのは、櫻井翔相葉雅紀二宮和也の3人だけだ。松本潤大野智は「潤くん」「智くん」なのだ。この二人に関してはこれしかない。理由は私が「じゅん」という名前の響きが好きだからだ。岡田くんが好きという話を書いたが岡田君の「准一」という名前も気に入っている。智君についてはメンバーの一人である櫻井翔が智君のことを「智君」と呼んでいるためだ。ただの君付けではないか、と思うかもしれないが彼の呼び方は少しおかしい。というのも普通「さとし」という名前を呼ぶ際は大体の人が「さ→と→し→」というイントネーションだ、しかし櫻井翔は「さ↑と↓し↑」と音が謎なのだ。これはとある嵐ヲタの方が気付き面白がっているうちに自分も気に入ってしまったためマネしている。そして私はこの話を考えているうちに、ある方法をおもいついた。

 

 メンバーが他メンバーを呼んでいる呼び方を自分も真似ればいいのだ。私は二宮のことを「にの」と呼べばいいのだ。にの、にの、にの。ちょっと違和感だがこれなら恥ずかしくもないし、本気愛とも勘違いされない。にのは世間的なあだ名でもあるから外で呼んでもおかしくない。この理論で、櫻井翔のことは「翔君」、相葉雅紀のことは「相葉君」と呼ぶ。君付けも少し恥ずかしいが、ジャニーズと言えば君付け、君付けといえばジャニーズなのである。(ちなみにファンになりたての頃は「くん」付けで呼んでいたなら最初から原点回帰しろよ、と思うかもしれないが物事には過程というものが大事なのだ。)これに気が付いたとき私は本当に嵐が複数人のグループでよかったと思った。しかも、過去の嵐のコンサートで誰かが「嵐の6人目のメンバーはファンのみんなです」的なことを言っていた。そう、私たち嵐ファンも嵐のメンバーなのだ。メンバーはメンバーのことをメンバーらしく呼ばなければならない。

 

こうして「通称:ジャニタレ呼び方問題」は終止符を迎えたのである。

 

 

ちなみにこんなことを考えていた数日後、友人との会話で思い切り「櫻井が~」「相葉が~」と呼んでいた。

 

 

 

V6にハマった。

 嵐のファンに出戻りしました。と言った内容を綴ったすぐ後に「V6にはまりました」とは笑ってしまうが本当にハマった。見事ホールインワンした。

もともと嵐のファンをやりながらも「一番好きなジャニーズのタレントは?」という質問にはいつも「生田斗真岡田准一です。」と答えていた。単純に犬顔が好きで役者としてのキャリアが好きだったからだ。だが、V6が好きと認識したのはここ一か月のこと。もちろん24時間TVは番宣、WS含めすべて録画した。そもそも、昔はあまり嵐外のジャニーズタレントはそこまで詳しくなかった。高校時代にKAT-TUN、NEWS、関ジャニKinki Kids、V6のファンと友達になった。そのため詳しくは知らなかったがなんとなく表面的に話は聞いていた。だけど本当にそれだけだった。そして今まであまり「掛け持ち」についても意識したことなかった。それがなぜ?私も教えてほしい。

 

きっかけは自分でもわかっていないが、多分岡田君が出演した番組を見て格闘技が得意ということを知ったからだと思う。演技のためにやっていたというのは知っていたが、まさかあそこまでだとは思わなかった。その格闘好きとさらには、割と読書家で犬好きだということを知った。その時点で2次元から出てきた人間なのではないか、とさえ思った。過去に雑誌のインタビューで好きな作品についてあげた中に大好きな綾辻行人先生の館シリーズが入っていた。それを認識した時点で好きになるべくして出会った人だ!と意味の分からない確信をした。

そしてNHKで放送されたSONGSを観た。今年20周年yearということをたびたび目にしていたが私はV6が6人だけでトークをしているのを久しぶりに見た。

思い返してみたらV6は大好きなアニメ、漫画である『犬夜叉』の一番初めのOPを担当していたり、その後も楽曲を提供していた。また、『学校へ行こう』や『伊藤家の食卓』など自分が自然に見ていた番組にメンバーが出演していた。しかし、失礼ながらここ数年はあまり目にしていなかった。それをSONGSを見ることにより、メンバーが個々でまったく違うジャンルの中活躍していることを知った。素直にかっこいいと思った。

しかし、一番魅力を感じたことは個々で活躍しながらもきちんとグループとして集まった時に安心感が生まれていることだとも思った。そりゃあ20年もやっていたら当然なことと思われるのかもしれないが、辞めることより続けることのほうがずっとずっと難しいことだと思うから。そして最新アルバムの『Super very best』に収録されている「Wait for you」を聴いた。エイベックスということでRedOneが楽曲提供をしているが、有名な方が提供していることを抜いてもとても好みだった。V6の楽曲は2000年~07年くらいまでの楽曲がとても好みだったからそのころの曲ばかり聴いていた。それが「Wait for you」を聴いたタイミングで「Timeless」「Sky's The Limit」あたりの最新作を聴いた。めちゃくちゃかっこよかった。更に『Oh! My!Goodness!』を聴いた。驚いた。歌詞カードには楽曲提供した方のコメントなども掲載、またメンバー本人が楽曲作成に全面的に参加しているという話も出ていた。本来アイドルというと提供された楽曲を歌うだけといったイメージがあったのだが、ここまで参加ということに素直に感動した。まだすべての楽曲を聴いたわけではないが、もしかしてV6の楽曲って思ってる以上にジャンルが豊富?という気持ちになった。

 

あまり嵐外のタレントに興味を持たなかったのに何故V6は?と考えたら多分同じジャニーズの先輩後輩だけれども、両グループが対象的だからなのだと思う。嵐は5人だから、楽曲もわかりやすい、さわやかさ、などがある一方、V6は大人っぽく、個々の個性が強い、楽曲がアイドルっぽくない、など全部個人的な主観からの感想だがそれがめちゃくちゃ面白い。「みんな違ってみんないい」とは日本人が常日頃から思っていてもなかなか持てない感情だが嵐とV6を見たとき間違いなく私はそれを感じた。

プロフィールを見るとここ数年は2年に1回程度のツアー開催らしいので頑張って参加できるとしても最速で2年後かもしれない。でもこの2年間でV6の魅力をゆっくりじっくり知っていきたいと思う。

ジャニヲタを出戻りした話。

 2007年から2014年くらいまでずっとジャニヲタだった。嵐の。中学生の時、偶然観た『嵐の宿題くん』2007年5月14日ドランクドラゴンさんがゲストの回だった。当時受験生として深夜まで塾に通って勉強していたことのストレスからか変な反抗期だった。そんなとき観た嵐の番組で腹を抱えて笑った。その瞬間から嵐のファンになった。そこから約7年ファンだった。

でも、去年ファンをやめた。理由はいろいろあった。一番大きな理由としてはジャニーズ以上に2次元にハマってしまった。もともと小学生の頃からアニメ漫画は好きだった。本も読んだし、アニメも見た。でも大学生になったら今までの比ではないくらい深夜アニメを観ていた。そして、時間が出来たこととアルバイトをして自由に使えるお金が増えたためか男性声優を好きになった。声優も人気なタレントや作品のイベント、ライブはそこそこ倍率が高い。しかし、今を時めく嵐ほどではなかった。頑張って友人知人に協力をたのめば人気公演でもなんとか参加できたし、事実とても楽しかった。人気はあってもメジャーな世界ではないからか、声優のイベントやラジオ番組は肩の力が抜けた物が多く単純に観ていて和んだ。「嵐が人気でコンサートもまともに行けないなら声優をメインにしても・・・」と思っていた。そしてそこから、2、3年声優にハマったままジャニヲタを辞める決断をした。

 

理由の二つ目はジャニヲタが嫌いだったから。7年もジャニヲタをやっていて同族嫌悪かよ、と笑ってしまうが本当にジャニヲタが嫌いだった。特に嵐のファンが。自分が嵐のファンになったのは2007年。2007年といえば『花より男子 リターンズ』が放送された年。2006年ごろからじわじわ増えてきたファンが爆発的に増えた年でもある。事実自分の周りの所謂古株の方からは「花男出(花男からのファン)は一生新規」と言われていた。そんな中で花男も観ていて2007年からのファンだけど宿題くんからのファンである自分はいつまで新規なのか一生新規なのか悩んだ。そんな時ネットの掲示板で昔の嵐の番組の話になった。私は6年前自分がファンになったきっかけの回の宿題くんの放送を懐かしむコメントをした。そして怒られた。理由は6年前の放送は昔とは言わないらしい。その当時は古株が全てで正義だと思っていたため猛反省した。しかし、そこからずっとモヤモヤしていた。自分の軽率な言動で「迷惑かけた」誰かを「不快にした」という気持ちと、昔を懐かしむという行為に明確な基準があるのか?という気持ちに悩んだ。もともと新規古株問題は自分の中で大きなしこりで実際嵐のファンの中では大きいと思う。そこから、どんなに謙虚でいてもいつまでも「新規だから」と言われることに苛立ちを覚え嵐ヲタが本当に嫌いになった。そして声優にハマっていたことと相まって、こんな嫌な気分味わうならジャニヲタなんか辞めてやる、ジャニヲタ氏ね的な気持ちで中指たてて辞めた。去年の夏前あたりの話。

 

それが中指を下げて戻ってきた。ファンを辞めたといってもCDは買わないけど新曲が出たらレンタルはするし、曲はやっぱり好きだから聴く。レギュラーも一応録画しておくといったなんともダサい辞めかたをしていた。完全に未練タラタラだった。しかし、友人には嵐を辞めたことによって肩が軽くなった気がする~などと言っていた。でもその感想にも嘘はなかった。

ただ、今年の7月あたりに智くんと櫻井くん、NEWSのシゲで30分の特番的なものを放送すると聞いてなんとなく録画した。それが『ZERO Cultureスピンオフ アイドルの今、コレカラ』だった。ニュースキャスター、アート、小説とジャニーズとは結びつかないジャンルで活躍する3人が話をする番組だった。AKB48ハロプロ等々激戦の女性アイドルと違って男性アイドルはジャニーズが絶対的存在だったためかあまりアイドルのこれからといった話をする人も聞く機会もなかった。そのためとても興味をもった。その中で智君が2008年くらいにこの世界(芸能界)を辞めようとしていたと話していた。正直本当に驚いた。嵐がデビューする際に5人中3人が後ろ向きだった話しは有名(?)ではあるが人気がどんどん出てきた時期に終わりに、、、なんて。でも不謹慎かもしれないが少し嬉しかった。嵐のメンバーはよく目の前の仕事をこなしていくだけとインタビューで話していた。謙虚な姿勢に感銘を受けてはいたが、人気になるにつれ世間の言葉に冷静でいられなくなるのでは、供給側が見誤って個々での活動ばかり増えて5人でいるところが少なくなってしまうのではなど不安があった。それに素直に従っていたら嵐はどこに行ってしまうのだろうなど感じていた。でも、智君の気持ちを知り、嵐はいつでもずっと冷静でちゃんと自分たちの意志を持っているグループだと思った。それが知れた事により内容がどうであれ多少ネガティブなものだとしてもとても嬉しかった。そして冷静でいられなかったのは自分だったと気づいた。

そこからYou Tubeで申し訳ないが1年を埋めるように嵐の番組をみまくった。特に去年の嵐のハワイコンサートはアジアツアーなんかとはわけが違う、とうとう嵐が記念コンサートを日本でやらなくなったなど戸惑っていたが、実際レギュラー番組やNHKの特番を観たら8年前に観た嵐のまんまだった。なにも変わっていなかった。

更に『嵐にしやがれ』の番組スタッフが一部変わったためか、めちゃくちゃ面白かった。積極的にロケに出ているためVTRが増えたが、過去の『ひみつの嵐ちゃん』の黄色いセット時代のVTR紹介番組などとは違いとても楽しかった。

 

そして今嵐のファンに戻ろうと決心した。過去モヤモヤしていた「通称:昔を懐かしむ問題」は「時間の感覚なんて人それぞれなんだからお前にとって6年前は昔でなくても私にとっては昔なんだよ」という気持ちに素直になることで折り合いがついた。今考えるととてもアホらしい。実の所、ファンを辞めた理由は挙げた内容だけではないし、戻ったきっかけももっといろいろある。ちなみに声優は一時期ほど熱をあげていない。でも好きな声優が参加しているアイドルレーベルの活動の応援は辞めてしまったが、彼の演技、声は大好きなものの一つであることに変わりはない。

 

この歳になって大人になったという感覚はなかったが色々なものに妥協が出来るようになったり、取捨選択が少しだけうまくなった気がする。そしてやっぱりジャニーズは面白い。