夢だけじゃ 夢だけが

恋することが世界の平和♡

10月に読んだ本

正直これを書いているのは12月の中旬なので、10月に何をしていたのか何も覚えてない。

忘れちゃうのから記録として文章にしているのに全く意味がない。

しいていうならば、10月3日に「ayumi hamasaki ASIA TOUR 2021-2022 ~23rd Monster~」に参加してきた。

コロナ禍になってあゆに会いに行くことが、こんなにハードルの高いことになってしまったことが少し悲しくなってしまった。この頃は大分コロナが落ち着いていたが、外に出ることへの気持ちがを作るのがなかなか大変になってしまった。

それでも、一緒に参加した友人がアリーナ席のステージから近い席をとってくれたので、ライブならではの瞬間的な熱狂、没入感を味わうことが出来た。ライブはやっぱり楽しい。

 

■『あたしたちよくやってる』著:山内マリコ


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 10月頃は長編SF小説を読んでいたので、気分転換にエッセイが読みたくなっていた。

小説はハマると時間も忘れて読み込んでしまい、楽しい反面とても疲れることがある。その点エッセイは短い文章野中で完結するので気兼ねなく読める。

今年の上旬に観た映画『あのこは貴族』の原作者、山内マリコさんのエッセイ+短編を一冊にまとめた本作。

今の時代「女の子らしく」生きなくてもいい、だけど「自分らしく」生きていくのはそう簡単じゃない。それでも、生きていかなくちゃいけない女の子たちが現実をサバイブするためにこの本はそっと寄り添ってくれる。

どんな女の子、女性に対して肯定することも否定することもなく、ただありのまま存在する通り書いてくれる。

 

実はクラスの中で一番頭がいいしずかちゃんだけど、一番は男の子じゃなくちゃいけないから敢えて手を抜いている。『しずかちゃんの秘密の女ともだち』

「街の奇抜な人」にあこがれる主人公の感情のうつろいを書いたショートストーリー『あこがれ』

1989年から現代にタイムスリップした女性が知ったこと『一九八九年から来た女』

音楽一家に産まれた女の子が音楽と共に生きていくさま『超遅咲きDJの華麗なるセットリスト全史』

など、みんながいい人ともいえないけれど、それがリアルだし人間らしい。

なにより面白いストーリーが現代を生きる女性の呪縛をそっと解いてくれる。