夢だけじゃ 夢だけが

恋することが世界の平和♡

久しぶりの読書ログ

一昨年は12ヶ月連続読書記録を頑張ってつけていたけど、去年は結局書くのを辞めてしまった。理由は単純で、作業時間に一冊でも多く本を読んだほうが楽しいからだったりする。

でも、結局どれだけ読んでもすべてを覚えておけるわけではないし、やっぱり忘れていってしまうから記録にしておいたほうがいいと思った。インスタとかで簡易的に記録をしていくのも考えたけど少しくらい大変なほうが「やってる感」があっていいかもしれない。

■昨年印象的だった作品

『ループ・オブ・ザ・コード』著:荻堂顕

疫病禍を経験した国が舞台の近未来。かつて世界的に大問題となる事件を起こしたその国は、国の歴史、言語、文化の全てを抹消された過去をもつ。コロナ禍と共鳴するようなフィクションの世界でも、疫病により取りこぼされていく声が存在する。

『おいしいごはんが食べられますように』著:高瀬隼子

芥川賞を受賞した作品ということでとても面白かった。他人の善意もある意味重荷になる瞬間がある。善意を受け取る側にもエネルギーを使うことが多くてしんどい。でも蔑ろにする事は人として許されない。

この小説の感想を漁っていたら、共感を示す人と

性格が悪いと感じている人が二分しているようだった。私は自分の心と感情が世間と乖離しそうになった時にそのズレを思い出せるようにこの本を大切にしたい。

『布団の中から蜂起せよ: アナーカ・フェミニズムのための断章』著:高島鈴

アナーカ・フェミニズムという考え方を初めて知ったけど、凄く自分にしっくり来たようにおもう。世間は少しづつ変わっているようないないような状態で、自分の心がすり減るばかり。自信を失ってしまう事ばかりだけど、自分の火を絶やさずに生きていきたい。私ももっと怒っていいよね、って思える一冊だった。

 

やっぱり読んだ本について考えるのは楽しいので、読書記録を続けようと思う。