夢だけじゃ 夢だけが

恋することが世界の平和♡

HiGH&LOW THE Landに行ってきた。

 9月の10日までよみうりランドで開催されていたHiGH&LOW THE Landに行ってきました。

HiGH&LOWシリーズ(以下、ハイロー表記)はLDH(EXILEや三代目JSB等々)の会社が主となった映像作品。

今回、6月から3か月近くTHE Landと称して舞台セットや衣装の展示、グッズや飲食物の販売をしていました。私がHiGH&LOWシリーズを観たのもちょうど6月くらいで「行きたいな」とは思っていたのですが、なかなか叶わず。終了日の数日前に滑り込みでなんとか行ってきました。

 

 よみうりランドは初めて行ったのですが、まさか山の中にあるとは思わず。まぁ遊園地なのでそこそこ郊外にあるとは思っていましたが、道中の山の風景に、自宅(群馬県)近くの山道とおんなじなんだけど・・・。と笑ってしまいました。

ふだんは17時閉園らしいのですが、THE Landは21時まで入場可能で17時以降は入園料がいらないとのことで夕方頃を狙って入場。

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↑入り口前にさっそくハイローの旗が掛かっていました。テンションあがる。

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↑遊園地は閉園しているので人気があまりない園内。

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↑入ってすぐ、よみうりランドのマスコット、虚無いぬ君ランド犬のグッドくんがいました。本当に園内このマスコットばかりなのでさすがに頭がおかしくなりそうです。犬好きですが、この犬は怖い。

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↑園内のアトラクションともコラボしていました。

 

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↑園内を通り抜けてハイロ―ランドに到着。門も作りこまれててすごかったです。

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↑まずはHiGH&LOW THE MUSEUMから。

外のコンテナは映画一作目のTHE MOVIEを彷彿とさせます。

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↑こういうセットの作りこみも見ているだけですごく楽しいです。本当に映画の世界から持ってきた感じで。

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↑主人公・コブラが総長の山王連合会(さんのう)がいつもいるダイナー「ITOKAN」の店内。

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↑メニューや美術、セットまで細かくて本当に存在しそうなお店。

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↑実際に撮影で使われた衣装も飾ってあります。コブラの衣装は思ったより小さかったけど、ヤマトの衣装は存在感がありヤマトの屈強さや体格の良さを感じました。

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↑店の隅にはCDやカセットテープが。ツイッタ―で「タッキー&翼」のCDがあるとのことでしたが、見つけられず。でもDo AsのCDがありました。エイベックスだからですかね?あゆのCDでもあったらますますテンション上がったのですが。

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f:id:ri_samon:20170909004832j:plain↑レディースチームの苺美瑠狂(いちごみるく)の衣装。ピンクでかわいい。

 

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↑RUDE BOYS(ルードボーイズ)のセット。衣装は窪田正孝さん演じるスモーキーのもの。映画で着ているところを見ると、汚れやつぎはぎなどもスタイリッシュになっていて不潔感などはあまり感じません。(RUDEがいる無名街は所謂スラム街的な場所なので)

ですが、展示された状態だとズボンが本当に拾ってきたみたいなジャージ素材で驚きました。役者が着るということの意味を感じます。

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↑鬼邪高校(おやこうこう)の衣装。村山さん(鬼邪高校の番長)番長なのに小っちゃくてかわいい。

周りのセットは一応高校なので学校の机や椅子など。すごい荒れようですが。

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↑ミュージアム内のいたるところにキャストのサインなどが入っているのですが、鬼邪高のサインはなかなかグッとくる。村山を演じた山田裕貴さん、鬼邪高の副番長・古屋を演じた鈴木貴之さん、村山さんのペット(子犬)の関を演じた一ノ瀬ワタルさんは3人とも役者の道をエキストラから始めたという共通点があるそう。そのためかすごくプライベートでも仲が良いそうで、よくツイッタ―やインスタグラムに写真をアップされていてとてもほほえましい。私はあまり邦画、ドラマをみないので役者に疎いのですが、ハイロ―で若手の役者さんの名前やその役者さんが何を得意とするのかを少しでも知れてうれしいです。

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↑こういう床のタイルのはがれも荒れた学校内を表していてこだわりを感じます。

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↑WHITE RASCALS(ホワイトラスカルズ)のリーダー・ROCKYの衣装。私はROCKY推しなので、興奮のあまり衣装の全体像を撮り忘れるという不覚。

・一枚目:映画のパンフレットにROCKYの衣装の刺繍にアライグマがいるという話が描かれていたのですが、さすがに劇中では見つけられず。こんなところに隠れてました。

・二枚目:ROCKYがいつももっている杖。持ち手の部分は足なのか手なのかよくわからん!と思いじっくり見ましたがよくわかりません。おそらくアライグマの手?

・三枚目:ROCKYが付けている手袋。白い衣装に赤い手袋は目立ちます。これ、映画『スーサイドスクワット』のジョーカーをイメージしてるらしいです。(以下・参考画像)

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だから、左手の甲は口の刺繍なんですね。

WITHE RASCALSキューブリックの『時計じかけのオレンジ』を参考にしているそうで。

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↑上がラスカルズのビジュアル。下は『時計じかけのオレンジ』より少年4人組ドルーグのビジュアル。

映画だとラスカルズも変化してきていますが、ドラマシリーズ(S1)は特に人間っぽさがあまりなく奇怪な存在感があります。ちなみに、ROCKYのかけている丸いレンズのサングラスは黒木啓二さんが原宿で1200円で買ったものらしい。『ナチュラル・ボーン・キラーズ』をイメージしたらしいです。

他のチームや作品全体としても他の映画作品をモチーフとした演出が施されていてそういう部分も楽しいです。

 

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↑達磨一家(だるまいっか)頭・日向の衣装。達磨一家は昔ながらの祭りの仕切りや賭博場なども所有するチームなので法被風です。でも、日向が中に着込んでいる青いパーカーはハイブランドの洋服らしいです。

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↑映画の中で敵役となるチーム・MIGHTY WARRIORS(マイティウォーリアーズ)のエンブレム。

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↑マイティのリーダー、アイスの衣装。元傭兵という設定のためか防弾チョッキを着ています。下のジーンズはGUCCIのジーンズ。めちゃくちゃ高いらしいのですが、そんな高いジーンズのまま平気で喧嘩してます。

マイティは音楽とファッションへのリスペクトが強いチームなので衣装もおしゃれです。映画の中で彼らのライブシーンがあるのですが、めちゃくちゃかっこいいです。

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↑伝説のバイクチーム、MUGEN(ムゲン)の総長・琥珀(こはく)と九十九(ツクモ)の衣装。琥珀を演じるAKIRAさんのサイン、「俺たちが掴むのは自由だ」という言葉にジーンとします。劇中だと気づきませんでしたが、九十九さんのシャツはシックなアロハシャツみたい感じでした。まさか琥珀さんと九十九さんハワイ行ったの・・・?

 

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↑MUGENとたった二人で互角に渡り合った雨宮兄弟(あまみや)の部屋。この部屋は映画2作目のRED REINで出てきました。アジアンテイストな雰囲気でおしゃれです。

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↑部屋の隅に山積みされていた書類。なんの書類だろう?って思ったのですが、となりにいた方が「尊龍(雨宮兄弟の長男)のものだよね」と話されていて納得しました。それにしても尊龍さん、わざわざ「国内の情勢」って書くのマメですね。

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↑雨宮兄弟の衣装。左が三男・広斗、右は次男・雅貴のもの。劇中では綺麗な状態の衣装でしたが、生で見るとプリントの霞みややヨレ、皺などがあり激しいアクションシーンの様子が窺えます。

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↑部屋の隅にCDがありました。ツイッターデジモンのベストアルバムがある、という話をみかけてめちゃくちゃさがしました。三男の広斗のものでしょうか。私もデジモンみていた世代なのでちょっとシンパシー(笑)

映画だけでなくドラマ、アニメなんでもそうですが、キャラクターが読んでいる本や聴いている音楽がわかると嬉しくなります。キャラクターへの理解と共感の一歩です。

 

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↑雨宮兄弟もバイク乗りなのでバイクが飾ってありました。バイクには疎くて全くわかりませんが、意外と車高が低いんですね。これで爆走するのでとても怖そう。

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↑・一枚目、バイクモチーフのインテリアがいたるところに飾ってありました。

  ・二枚目、お酒もいっぱい。山崎があるのちょっと面白い。

 

 

以上がTHE MUSEUMでした。その後外に出てTHE LANDの会場に行きました。

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↑THE LANDはお祭り会場がテーマらしく、SWORD地区(ハイロ―の舞台となる地域の名称)のお祭りのため達磨一家が仕切ってました。

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↑これも作品の中で登場するお店。壁にはコブラのサイン。実際はグッズ売り場でした。

THE LAND内はグッズとフードの売り場なのでほかにもお店が何件かありました。私は今回、フードの購入はしなかったのですが、噂によると量も質もなかなかよかったそうです。近年アニメや漫画を中心にコラボカフェ等が増えていますが、実際にはなかなかフードで良い物が提供されるということは少ないと感じます。大体がグッズ購入や特典を目当てとした参加なので(私は)食べ物の質に一喜一憂はしないですが、ちゃんと良い物を提供してくれることに越したことはありません。

 

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↑THE LANDのステージ。ここで毎日キャストの舞台挨拶がありました。すごい…。

席も1000席ほどあるそうで、本気度を感じます。

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↑会場内の端にはキャストのみなさんの絵馬が。

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山田裕貴さんの絵馬。この絵馬さわっていいのかわからず、わざわざ後ろに回り込んで撮影していたら、あとからきたギャルが普通にさわって裏返していてなんとも言えない気持ちになりました。

 

↓帰るとき園内で撮った写真。近くには工事のための大工さんたちが談笑してるだけで、営業していない遊園地は静かでした。

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 というわけで、ハイロ―ランドすごく良かったです。実はよみうりランド遠いしバスを乗ったりで行こうか躊躇していた部分もあったのですが、行って良かったと思いました。ハイロ―は美術や衣装も凝っていて、そういうスタッフさんの妥協しない仕事やこだわりを近くで見れたのはとてもよかったです。ハイロ―はまだ映画第4作目も控えており、スピンオフの作品のは発売も決まっています。これからも広がりそうな『HiGH&LOW』の世界に期待しています。

ちなみに、今回のハイロ―ランドの企画設計にかかわった方がインタビューに答えていました。本当に細部までファン目線にこだわっていたんですね。

nlab.itmedia.co.jp

東京03第19回目単独公演「自己泥酔」東京2日目昼の部

<ネタバレ・ネタの内容に触れてます>

 先月の5月26日に東京03の単独ライブに行ってきました。東京03のコントを生でみるのは初めてではなかったですが、「単独」は初めてだったのでドキドキでした!

会場は赤坂の草月ホール。公式サイトの写真を見ると広い会場に見えましたが、実際はそこまででもなくどこの席からでも観やすい会場でした。音楽ライブなどとは違い、お笑いライブはあまりにも広い会場は不向きらしいのでキャパ数に限界があるのかも。以前とある芸人さんが漫才をやるには7〜800程度のキャパ数が丁度いいと話していました。

 

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↑会場内ではグッズもあります。お笑いのグッズとは思えない(?)かなりデザインがかわいいグッズでした。

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また、様々なタレントさんからのお花も飾ってありました。

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お笑いライブはどの芸人さんのライブでも客層がほぼ男女半々で凄いなぁと関心してしまいます。今回隣席が女性だったのですが、アンケートで「今まで参加した公演数」に15回以上と答えられていて驚きました。まぁ19回もやってたら結構多く参加する人も多いのかなぁと。

 

 今回生で観てみて東京03のネタの、ために溜めた張り詰められた会話からの爆発的な笑いが凄く好きなのだと肌で感じました。生でしかも単独公演という豪華な空気のなかでみるからこそ、その空気を強く感じられたと思います。

また、今回のライブツアー名の「自己泥酔」。「自己陶酔」をもじってつけられていますが、本来東京03のネタには「自分に酔ってる」人が多く出てくるので自然に見れました。しかもネタは職場などの大人になったからこそ分かるような状況や人物が多いのでまたこの歳になったからこそ楽しいのだなぁと思いました。

  しかも、今回の公演後ネタを書いている飯塚さんがこんなツイートを↓

 作った人が今迄で一番だと思えるネタを生で見ることが出来てこんなに嬉しいことはない!

また、 今回のネタには3月に起こった豊本さんの不倫騒動(?)に絡めたネタもあり、そのネタが見ている側も清々しさすら覚える面白さで感動してしまいました。(そもそもネタのタイトルが「豊本のアレ」というタイトルの時点で面白いのだけれど(笑))

今回の単独公演は秋まで追加公演等々が決まっているのでもう一度見に行きたいと考えています。

 

ayumi hamasaki『Just the beginning-20-TOUR』横浜アリーナ2日目

※※ネタバレあり※※

 

あゆの今年のツアーに早速参戦してきました!座席はセンター席(普通の会場でいうアリーナ席)の後方。毎回のライブと同じようなアリーナ前方のステージと伸びる花道にセンターステージといった形。私はステージから見て右奥でした。

 

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つくづく群馬からの行きにくさを感じる横浜アリーナ。代々木とかだとツアータイトルの入った幕がありますがそういったものがなかったので。

 ↓グッズはちゃんと並んでました。今回のペンライト可愛いですが軽く鈍器にもなりそうな重圧感でした。

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座席はセンター席だったけれど遠いので今回はスタンドから見るサイリウムの海やアリーナ席特有の近さを利用した美しい写真も撮れそうもなく。ひたすらライブを楽しんでいました。

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ちなみに座席からみたステージ。これもこれで綺麗だけど。

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頑張ったけどiPhoneじゃ限界でした。

 

 

ですが、カウコン同様あゆがトロッコを使用し客席まで来てくれるというサプライズが!しかも自分の席がトロッコの通り道から3席目くらいの近さ&隣席の2つが空席という好条件、そしてトロッコで回って来たあゆがまさかの自分の座席のほぼ横で止まるというミラクル!!!!音楽ライブなのでアーティストの曲や笑顔が見れれば十分なのですが、やっぱり好きな人が近くに来てくれると嬉しいです。

 

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↑同じトロッコにダンサーのZINさんとKOさんが!!ZINさんめっちゃ近い!!!今回もカウコンでファンサをもらったKOさんの団扇を持っていったけど残念ながら気づいてもらえず....

ですがめちゃくちゃ写真に収めてやりました!!! 

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私はiPhoneで連写をついしてしまうのですが、頑張って頑張って綺麗な一枚を狙うのとたくさん撮って運に任せた方法どちらがいいのか。

それでも載せた写真は綺麗な方で、本来ならば浜崎あゆみが突然近くに来るとこういう写真になる↓

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今回のロングツアー60公演という数に不安がないとはいえなかったけど、長いツアーのなかでまたあゆや色んな曲の魅力に気付ければいいなぁ と一曲目のourslevesを聞いていて思った。

相変わらず変な言葉はかけられるし、辛すぎて笑顔で流せる事ばかりではないけど、こんな穏やかな表情で笑うあゆを見ていたらなんだか大丈夫だと思えます。

 

instagram.com

<二ヵ月の振り返り>大森靖子 ハミングバード爆レス歌謡祭(6月)

 やっとこ自分の身辺が落ち着いて、ブログを書く心の余裕が出来てきたのでここ二ヵ月くらいに行ったライブ、イベント事の備忘録を書いておく。

 

もう8月も半ばで今更6月下旬のライブの話しですが、初めて大森靖子さんのライブに行きました。場所は代官山 「晴れたら空に豆まいて」おそらく、ライブ参加人生においても一番洒落乙なライブ会場名だと思う。(ワーストはセキスイハイムスーパーアリーナね)

しかも事前情報としてライブ会場が畳敷きとの話。靴は?素足?スリッパ?全く想像がつかないまま、当日誘ってくれたあゆファンのフォロワーさんと合流。

 

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(↑チケットにも畳敷きの表記)

 

会場の場所だけ確認して少し大森さんのライブの雰囲気を教えてもらいました。女性は若い人が多くて、男の人はおっさんが多い。あとライブ中めっちゃ大森さんと目があう、とのこと。とにかく自分が人生3度目くらいのライブハウスでのライブ鑑賞(?)だったのでドキドキ。(ライブハウスってアーティストとジャンルによって雰囲気が全く違うから、行かない人からするとものすごく参加しにくい。しょうがないけど。)

会場もライブの雰囲気もなんとなくつかみ会場入り。まさかの地下、まさかのドリンクのコインがおはじき、まさかの靴脱ぎ、でステージめっちゃちかい。とまさか続きで参加しただけでも、全く違う世界を体験できて面白かった。

しかも、ステージ上にも椅子がありそこに座って大森さんの後ろからライブに参加できるという超コンパクト仕様なバックステージ。

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(↑お土産付きのチケットでチロルチョコもらった。おいしかった。)

後からも続々と人が入ってきて、ほんとうに畳しかない(壁の周りだけ椅子あり)会場はあっという間にいっぱい。

で、会場を見回してみると本当に女の子の世代が多くて、男の人は比較的上の層だった。しかも、会場内で近くにいた男性が「本当さえないなおっさんばっかだよなぁ、、、」と話されていて、面白かった。

 

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(↑後ろの壁にくっついた椅子で観た。前には大森さんのサイン入りシャツを着た人が。そして近い。)

 

本当に畳敷きという場所と人の感じで大森さんの家にでも招かれているような雰囲気だった。思えば初めて大森さんのことを知ったのは、大学時代の友人がたまたま『アウトデラックス』に出演していた大森さんのことを知って教えてくれたからだった。カラオケ店の一室で最近好きな歌手としてスマホの小さな画面でYou Tubeを開きライブ映像を見せてくれた。そのあと、家でその映像をもう一度見て泣いてしまった。

youtu.be

 

初めて聴いたときに心に残った「Over the party」も聴きたいし最近の曲ならば「マジックミラー」も聴きたい。などと思いながらライブスタート。

とにかく歌謡祭とのことでめちゃくちゃ歌う歌う。そして突然のMC。

最初の数曲をメドレー形式で歌い、突然話し始めたと思ったら「最近好きなAV女優がいるんですけど、、、」と。

 

 

とにかく初めてづくしのライブでただただ面白かったし、感動した。小さな会場の中からはみ出てしまいそうなほど大森さんの存在は大きかった。

事前に教えてもらっていた、ライブ中めちゃくちゃ目が合う。というお話通りライブ中4,5回はあったような気がする。でも客を隅々まで見てくる目をそらすことはしなかった。

今回ひき語りという形式なので今度はバンド形式も見てみたい。どう違うのか、どんな歌を歌うのか。

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浜崎あゆみ TAライブツアー 15.11.24 Zepp TOKYO。

 に行ってきた。あゆがファンクラブライブを開催するのは12年ぶり。12年というと自分はまだ11歳。小学5年生。それだけ開催しなかったファンクラブライブを今年開催した。

 

普段アリーナクラスのライブをしているあゆがライブハウスでライブをするというだけでドキドキしていた。そして私は出演者でもないただの観客なのになぜか緊張していた。でもライブを毎年こなしていても緊張してしまうほどファンクラブツアーというのは大きなことだったのかもしれない。

 

個人的な話をするとZepp Tokyoでのライブは2回目。1回目は初音ミクのライブパーティー「ミクパ」2011年のライブ。しかし一度経験したことがあるとはいえ、初音ミクのライブは映像。所謂肉体的で熱狂的、人間的なライブが行われるライブハウスとしての特色はあまり感じられなかった。

だから、ロッカーに荷物を預けるときも確実にあゆのファンではないであろう人たち(バンギャ風)の恰好を横目にチラ見しながら参考にさせてもらった。

 

 でも、それだけ緊張していてもあゆのライブはあゆのライブだった。

勿論数曲歌ってMCを挟んでいたり、そのMCも長く喋るなどアリーナのライブでは絶対に見られないものだった。し、曲中も終始あゆは楽しそうにしていた。しかもあれだけ近くに歌ってるあゆを感じることなど早々ない。それでもライブがはじまり進むにつれ、「あぁどこにいてもいつでもあゆはあゆだ。」と思えた。

 

■セットリスト

 

 歌たわれた曲に関しては、ツアーの最終日(振替の福岡は残っていたけど)だったためか珍しい曲は歌わなかった。ツアーの最初のほうは「Present」や「Close to you」を歌ったらしい。それでも悔しさや惜しいという気持ちがありつつも、無事参加出来たライブで披露された曲との一期一会を大切にすることこそ観客の役割なのだと思っている。まぁ負け惜しみに聞えるかもしれないが・・・。

個人的に「xoxo」や「Lelio」など、ツアーでも歌われた曲でしかも、特別「あゆらしさ」を押し出したとは言えない曲が印象的であった。でもそれは、「COULORS」が好きなアルバムであることと、この曲たちがもたらすボルテージの上がり方がアリーナで感じたものと異なっていたからなのではないかと思う。アリーナであゆより高い位置で感じる音楽だったものが、観客の腕の間から自分に届く。たったそれだけだが、その違いを痛感出来たのがこの曲たちだったのかもしれない。

それと、ライブハウスという場所がたった一曲でクラブのような雰囲気に変わった瞬間にあゆのライブであることを感じ取れたからなのではないかとも思っている。

 

■というわけで。

 

 というわけで久方ぶりにファンクラブでライブハウスという枠組みで行われていても、あゆはあゆだったし、音楽に向き合う姿勢はアリーナだろうと変わらなかった。それはいつでも音楽に誠実であることを貫き通してくれていたという事実が個人的に嬉しかったからなのだと思う。

このツアー中に起こった(?)ツイッター騒動の時も嫌になるほど過剰なファンにイライラして理解できなかった。でも、そのファンがいなければこのツアーは出来なかったし完成しなかった。フォロワーの方が教えてくれた、「人間とはめんどくさいもの」という言葉をかみしめながら、面倒くさい事の顛末を見守った。でもそれがあったからこそより一層TAツアーが楽しかった。どこの誰だか分からないギャルやおじさんと肩を寄せ合って、かわいくて小っちゃくてでもかっこいい大好きな人と過ごした約3時間はここが自分の居場所なのだと間違いなく感じることが出来た。

 

 

 ライブの開始時に流れたモニターの映像は過去のライブステージを年代順にまとめたものだった。初めて行ったファンクラブツアーの2003年からの映像が一年も途切れることなく映し出された瞬間なんだか胸に来るものがあった。

そして、ライブを終えてあゆにとって歌手であることが居場所であるのならば、私はいつまでも居場所を作らなければと思った。それが私の居場所でもあるのだからと。

 

ネタバレを含む『図書館戦争 THE LAST MISSION』の話。

 ディストピア小説が好きだ。というか「ディストピア」という言葉が付けばアニメでも漫画でも映画でもいい。最近読んだ漫画に出てきたキャラクターが「SF語るなら最低1000冊(読め)」と言っていたのだが、それくらいのレベルでSFというジャンルは難しい。それでもディストピア小説は読んでいると「うわぁ~~~」と唸りたくなるくらいむずむずする。多分このむずむずはディストピアという世界観に反論したくて、何故この世界の人たちはこの世界に疑問を持たないのだろうと声をあげたくなる気持ちなのだと思う。また、このジャンルは単純な風刺や政治的な問題を比喩するだけでなく、主人公を通して「人間とは」といった根本的なことまで問いかけてくる。そのためか対義語であるはずの「ユートピア」という言葉にすら懐疑性を抱かされる。だからこそ、それほどまでの世界でなんとか抗い生きる主人公たちのことは全力で応援をしたくなる。『図書館戦争』が好きなのもそんな理由からなのかもしれない。

 

 

 今作のTHE  LAST MISSIONは前作の続きとして製作された。私は映画の売り上げやシステムに詳しいわけではないが、お世辞にも前作の売り上げは確実に続きが作れると言えるものではなかったそうだ。それでもスタッフの人たちは映画の続きがやりたいという気持ちをこめて前作のサブタイトルを「Library wars」とした。だから、この2作目は前作の中で抱かれたであろう疑問、図書隊というものの存在意義や、本とは守るに値するものなのかという内容を中心としたのだと思った。ディストピアといっても『図書館戦争』シリーズは恋愛要素が強いのであまり絶望感は感じない。

 

正直この作品がどれほど好きで、本や漫画が好きでも武力抗争というやり方が正しいのかは私にはわからない。前作の映画の感想を見ていて、「本を守りたいならば言葉でやり返すなどすればいいのに、銃火器を使う理由がわからない」という意見を目にした。確かに、血を流してまで戦う意味や、やり方の乱暴さみたいなものがあるのかもしれない。でも、言葉という物の無力さを一番知っているからこそ図書隊があるのだと思っている。人間の良心や道徳心をいくら日本人が持っていたとしてもそれだけではどうにもならないことがある。

しかしだからといって、いくら良化隊を傷つける意図はなくても戦闘の中で傷つく者はいる。映画にも出てきたが良化隊員にだって守る人はいる。結局なにが正しいのか何がより良いやり方なのか、受け取る側次第なのだ。だから、この作品は面白いし表現の自由というもののあり方、危うさを考えてしまう。

 

 もちろん私は本や漫画が好きなので表現の自由が規制されては困る。映画の中だと本を取り締まるシーンしかクローズアップされていないが、原作を読み進めると言語統制が思っているより進んでいる。例えば「ホームレス」という言葉は「自営巡回ゴミ漁り」だったり、学校にある特別学級(今は現実でもあまり特別学級とも使われないらしいが)は「ひまわり学級が!」と表現される。これらの表現を読むと「使うもの」ではなくて「その言葉で何を表現するのか」という点に何が存在するのかということが大切なのだと痛感する。「その人のためを思って」という言葉を免罪符にして、悪口をいうみたいなものだろうか。図書館戦争を読んだり観たりしただけでは、現代の表現の自由というものを充分に感じることは出来ないかもしれないが、つくづくそんな世界にはなってほしくないものだ。

 

それと、今作は恋愛要素が少ない。しかし、真っ暗な館内で窓から見える閃光手榴弾の光に堂上と郁が想いを馳せるシーンは一瞬時が止まったかのような美しさがあった。また二人のキスシーンなど場面数としては少ないが一つ一つしっかりと描かれている。『図書館戦争』シリーズの魅力は若い人や普段本を読まないような人にも親しみやすい恋愛要素が人気の理由の一つなのでやはり外せない。私もあの世界観にほれ込みつつも、堂上の同僚でタッグを組む小牧に心奪われた。それでも恋愛要素に感動させられるからこそ、戦いと彼らの生活が同等に描かれることの意味を考えてしまう。少し前にとある戦争記を読んだが、誰もが戦時中だからと言って戦争の無意味さに疑問を抱かなかったかというとそうでもなければ、皆が皆バケツリレーに協力していたかというわけでもなかったということを知った。現実に起こった戦争と創作の中で起こった戦争とを同等に考えるつもりはないが、非日常の中で日常を営んでいるのではなく、日常の中で「争い」という非日常が起こっていしまうということを知っていなければならないのかもしれない。

 

余談だが、初めてキスシーンを観た時「なぜキス?!」と笑ってしまったが、冷静になってみればあんなイケメン(岡田君)の顔が目の前にあって、あんないい(?)雰囲気ならキスもしたくなるか!と納得した。なんでもかんでも恋愛感情に繋げる邦画を観ると飽き飽きするがイケメンだとそれが許せてしまうのだから「イケメンは正義」という言葉もあながち嘘ではないのかもしれない。岡田君も田中君もめちゃくちゃかっこよかったが、手塚慧役の松坂君のちょっとSっ気のある役どころはなかなかのものだった。

 

それと、映画のインタビューだったか監督か脚本家の方が「この映画は閃光手榴弾だ!」と言っていた理由が最後まで観るとよくわかり伏線を埋めることの才能を感じた。またその伏線が綺麗に回収されそのことに気づいた瞬間に映画の魅力を改めて実感することが出来た。今作の副題は「LAST MISSION」だが、このキャストスタッフで別冊まで続けてほしいくらいだ。

 

 そしてここの所岡田君が過去に出演した映画やドラマを観て、昔の若いころの岡田君の魅力にドキドキしていた。20代そこそこで出演したドラマなどで時折見せる、「世界中の自分以外すべて敵」かのように睨みつける目に陶酔した。それから10年経ってもうその頃独特の目を見ることは出来ないのかと少しばかり残念に思ったが、今は真っ直ぐに敵を見据え大切な人を守るという使命を背負った堂上という役柄から、岡田准一という人間の強さを受け取ることが出来てうれしく思っている。

 

 

読書の秋と共に、好きな本を読むことが自由に出来る時代に感謝をしながら私はまた映画館に行く。

踏み絵を踏む話。

 例えばどんなアーティストでもいいが、一人好きなアーティストが出来たとする。その時そのアーティストの過去とどう向き合うか、というのは当然人それぞれだと思う。それは古株や古参と呼ばれる人たちとの関わり方という点だけでなく、そのアーティストがどのような音楽をやっていてどんなことを思っていたかという点も含まれる。私が思うにどのようなジャンルであれ、オタク性が強ければ強いほどその事に対する問題のようなものに悩まされることが多いのだろうと感じる。事実、私はあゆのファンをやっていて過去との確執みたいなものはほとんど感じたことがなかったが、嵐のファンをやっているととても重荷になってしまっていた。先ほども言ったが、結局のところそういう事はそれぞれ自分なりの折り合いの付け方みたいなものがあって取捨選択すればいい。

でもその人のルーツや過去を知ることって案外悪いことなんかじゃないのだとも思う。

 

 

 

  今年、2015年9月2日に田村ゆかりが『Early Years collection』という一枚のアルバムをリリースした。

しかしリリースした、と言っても現在彼女がCDを出しているのはキングレコード。このアルバムはユニヴァーサルミュージックからの発売だった。実はこのCD、1997年から1999年にユニヴァーサルミュージック(当時はポリグラム)にて発売した楽曲をコンパイルした企画アルバムだった。当時発売されたミニアルバムは現在廃盤。当時放映されていたアニメ作品のサウンドトラックCDに収録された楽曲なども含まれているため、アルバムに収録されている音源を全て集めるとしたら中古で18万円ほどかかるらしい。

通常普通のアーティストならば、このような企画アルバムは喜ばれるのかもしれない。高額をかけて集めなければ聴くことが出来なかった楽曲を約3000円で聴けることが出来るのだから。

 でも、このアルバムに対する宣伝は一切なく、ファンからのこのアルバムに対するレスポンスもさまざまだった。何故なら、彼女がキングレコードにてCDをリリースする以前の楽曲はなかったことにされてる部分があるからだ。勿論、その当時から彼女を応援しているファンも当然いると思うので簡単になかったことにしてしまうということはよくないとは重々承知している。しかも近年ファンになった人でもその当時の楽曲が好きな人がいるとも思う。でも私は2013年に彼女のファンになった時キングレコードからデビューする以前の楽曲については無視していた。言い訳がましいが、それは彼女の歴史は簡単に遡ることが出来ないということ、当時のアニメ事情なんてまったく分からない、と言った理由からだ。しかもアニメを観る習慣はあるがアニソンを日常的に聴くかと言われるとそうでもない。更に当時の楽曲はキャラソンとして歌ったものもあるため、そうなると彼女の楽曲といってもよいのかボーダーラインがあいまいなのだ。キャラソンは歌っているのが本人でも名義はキャラクター名で発売される。そのため本人の楽曲として扱われないのが一般的だ。

 しかも、今回このアルバムがリリースされるにあたって公式サイトはもちろん、ゆかりん*1本人のツイッタ―でもこのアルバムについて一切触れられていない。彼女のレギュラー番組のラジオでも一切の宣伝がされなかった。そのため私はこのCDの存在もアニメ商品専門店の店頭に置かれるまで全く知らなかった。おそらく、リリースするレーベルが他社なことが理由なのだろうがそれにしても徹底ぶりには驚いた。もちろんCDのジャケット写真、歌詞カードにはゆかりん本人の写真は一切掲載されていない。

 そのようなリリースのされ方の中、ファンからも否定的な意見も見受けられた。宣伝等がされない発売にレーベルとしての裏事情が垣間見えてしまったり、レーベルが違うため彼女自身にこのCDを発売するにあたっての印税はおそらく入らない。そんな意見があった。

 

 でも、そもそもキャラソンというのは基本的に買い取り制だ。歌った本人ではなく依頼した会社側に権利がある。それは現在も変わらず続いている制度だ。だからいくら本人が歌った物でもキャラソンである以上どれだけ売れていても本人には利益が発生しない。それは過去だろうと昔だろうと関係はない。それでも、ゆかりんはライブでたびたび自分の楽曲に混ぜながらキャラソンを歌う。それはたとえ自分のものでないとしても役者としてその楽曲を愛してるからなのではないか。

もちろんアルバムの中にはキャラソンだけではない。田村ゆかりとしてリリースしたものもある。というか正直本人名義の楽曲のほうが多い。それでも、このまま昔の楽曲を無視したままなんてすごくさみしいと思った。

 

しかも、今年の上旬に発売された「エキセントリック・ラヴァー」という楽曲や開催されたライブの挨拶の内容から少し、「ゆかりん」というアイドルが揺らいでいるようにも感じ取れる。そしてそんなことを、このアルバムのライナーノーツを執筆した元リスアニ!編集長の西原史顕さんも指摘している。

 

もしかすると今、選択を迫られているのかもしれないと。

 

 

 西原さんはライナーノーツの中でこのアルバムを「踏み絵」と言っている。それぞれ折り合いをつけてきた過去にもう一度向き合ってみるのはどうだろうという提案だ。特に若いファンは。踏み絵は犯人捜しみたいで印象は悪いかもしれない。でも、実際に踏み絵がなされた時代ではだんだんと信仰心をもっていれば踏み絵を踏んでもよいという理由から次第に犯人捜しのような効果はなくなったそうだ。踏み絵を踏む踏まないは自由だが、私は今この踏み絵を踏むべきだと思っている。否、踏みたいと思っている。

 

 CDの発売やレーベル的なこと、いろいろ妥協できないこと理解できないことあると思うが一度西原さんが執筆したライナーノーツを読んでもらいたい。内容に共感できないかもしれない、ゆかりんのCDなのにゆかりんの写真がないことにムカつくかもしれない。けれど、西原さんが書いたライナーノーツに救われた楽曲があるということもまた事実で感謝をしなければならないと思う。そしてこれからもアイドルとしてでいい、世界一可愛いお姫さまてでいい。でも、一度だけ彼女のルーツ、過去を知って田村ゆかりという人間をアーティストとして観てみるのはどうだろうか。

*1:田村ゆかりの愛称