HiGH&LOW THE Landに行ってきた。
9月の10日までよみうりランドで開催されていたHiGH&LOW THE Landに行ってきました。
HiGH&LOWシリーズ(以下、ハイロー表記)はLDH(EXILEや三代目JSB等々)の会社が主となった映像作品。
今回、6月から3か月近くTHE Landと称して舞台セットや衣装の展示、グッズや飲食物の販売をしていました。私がHiGH&LOWシリーズを観たのもちょうど6月くらいで「行きたいな」とは思っていたのですが、なかなか叶わず。終了日の数日前に滑り込みでなんとか行ってきました。
よみうりランドは初めて行ったのですが、まさか山の中にあるとは思わず。まぁ遊園地なのでそこそこ郊外にあるとは思っていましたが、道中の山の風景に、自宅(群馬県)近くの山道とおんなじなんだけど・・・。と笑ってしまいました。
ふだんは17時閉園らしいのですが、THE Landは21時まで入場可能で17時以降は入園料がいらないとのことで夕方頃を狙って入場。
↑入り口前にさっそくハイローの旗が掛かっていました。テンションあがる。
↑遊園地は閉園しているので人気があまりない園内。
↑入ってすぐ、よみうりランドのマスコット、虚無いぬ君ランド犬のグッドくんがいました。本当に園内このマスコットばかりなのでさすがに頭がおかしくなりそうです。犬好きですが、この犬は怖い。
↑園内のアトラクションともコラボしていました。
↑園内を通り抜けてハイロ―ランドに到着。門も作りこまれててすごかったです。
↑まずはHiGH&LOW THE MUSEUMから。
外のコンテナは映画一作目のTHE MOVIEを彷彿とさせます。
↑こういうセットの作りこみも見ているだけですごく楽しいです。本当に映画の世界から持ってきた感じで。
↑主人公・コブラが総長の山王連合会(さんのう)がいつもいるダイナー「ITOKAN」の店内。
↑メニューや美術、セットまで細かくて本当に存在しそうなお店。
↑実際に撮影で使われた衣装も飾ってあります。コブラの衣装は思ったより小さかったけど、ヤマトの衣装は存在感がありヤマトの屈強さや体格の良さを感じました。
↑店の隅にはCDやカセットテープが。ツイッタ―で「タッキー&翼」のCDがあるとのことでしたが、見つけられず。でもDo AsのCDがありました。エイベックスだからですかね?あゆのCDでもあったらますますテンション上がったのですが。
↑レディースチームの苺美瑠狂(いちごみるく)の衣装。ピンクでかわいい。
↑RUDE BOYS(ルードボーイズ)のセット。衣装は窪田正孝さん演じるスモーキーのもの。映画で着ているところを見ると、汚れやつぎはぎなどもスタイリッシュになっていて不潔感などはあまり感じません。(RUDEがいる無名街は所謂スラム街的な場所なので)
ですが、展示された状態だとズボンが本当に拾ってきたみたいなジャージ素材で驚きました。役者が着るということの意味を感じます。
↑鬼邪高校(おやこうこう)の衣装。村山さん(鬼邪高校の番長)番長なのに小っちゃくてかわいい。
周りのセットは一応高校なので学校の机や椅子など。すごい荒れようですが。
↑ミュージアム内のいたるところにキャストのサインなどが入っているのですが、鬼邪高のサインはなかなかグッとくる。村山を演じた山田裕貴さん、鬼邪高の副番長・古屋を演じた鈴木貴之さん、村山さんのペット(子犬)の関を演じた一ノ瀬ワタルさんは3人とも役者の道をエキストラから始めたという共通点があるそう。そのためかすごくプライベートでも仲が良いそうで、よくツイッタ―やインスタグラムに写真をアップされていてとてもほほえましい。私はあまり邦画、ドラマをみないので役者に疎いのですが、ハイロ―で若手の役者さんの名前やその役者さんが何を得意とするのかを少しでも知れてうれしいです。
↑こういう床のタイルのはがれも荒れた学校内を表していてこだわりを感じます。
↑WHITE RASCALS(ホワイトラスカルズ)のリーダー・ROCKYの衣装。私はROCKY推しなので、興奮のあまり衣装の全体像を撮り忘れるという不覚。
・一枚目:映画のパンフレットにROCKYの衣装の刺繍にアライグマがいるという話が描かれていたのですが、さすがに劇中では見つけられず。こんなところに隠れてました。
・二枚目:ROCKYがいつももっている杖。持ち手の部分は足なのか手なのかよくわからん!と思いじっくり見ましたがよくわかりません。おそらくアライグマの手?
・三枚目:ROCKYが付けている手袋。白い衣装に赤い手袋は目立ちます。これ、映画『スーサイドスクワット』のジョーカーをイメージしてるらしいです。(以下・参考画像)
だから、左手の甲は口の刺繍なんですね。
WITHE RASCALSはキューブリックの『時計じかけのオレンジ』を参考にしているそうで。
↑上がラスカルズのビジュアル。下は『時計じかけのオレンジ』より少年4人組ドルーグのビジュアル。
映画だとラスカルズも変化してきていますが、ドラマシリーズ(S1)は特に人間っぽさがあまりなく奇怪な存在感があります。ちなみに、ROCKYのかけている丸いレンズのサングラスは黒木啓二さんが原宿で1200円で買ったものらしい。『ナチュラル・ボーン・キラーズ』をイメージしたらしいです。
他のチームや作品全体としても他の映画作品をモチーフとした演出が施されていてそういう部分も楽しいです。
↑達磨一家(だるまいっか)頭・日向の衣装。達磨一家は昔ながらの祭りの仕切りや賭博場なども所有するチームなので法被風です。でも、日向が中に着込んでいる青いパーカーはハイブランドの洋服らしいです。
↑映画の中で敵役となるチーム・MIGHTY WARRIORS(マイティウォーリアーズ)のエンブレム。
↑マイティのリーダー、アイスの衣装。元傭兵という設定のためか防弾チョッキを着ています。下のジーンズはGUCCIのジーンズ。めちゃくちゃ高いらしいのですが、そんな高いジーンズのまま平気で喧嘩してます。
マイティは音楽とファッションへのリスペクトが強いチームなので衣装もおしゃれです。映画の中で彼らのライブシーンがあるのですが、めちゃくちゃかっこいいです。
↑伝説のバイクチーム、MUGEN(ムゲン)の総長・琥珀(こはく)と九十九(ツクモ)の衣装。琥珀を演じるAKIRAさんのサイン、「俺たちが掴むのは自由だ」という言葉にジーンとします。劇中だと気づきませんでしたが、九十九さんのシャツはシックなアロハシャツみたい感じでした。まさか琥珀さんと九十九さんハワイ行ったの・・・?
↑MUGENとたった二人で互角に渡り合った雨宮兄弟(あまみや)の部屋。この部屋は映画2作目のRED REINで出てきました。アジアンテイストな雰囲気でおしゃれです。
↑部屋の隅に山積みされていた書類。なんの書類だろう?って思ったのですが、となりにいた方が「尊龍(雨宮兄弟の長男)のものだよね」と話されていて納得しました。それにしても尊龍さん、わざわざ「国内の情勢」って書くのマメですね。
↑雨宮兄弟の衣装。左が三男・広斗、右は次男・雅貴のもの。劇中では綺麗な状態の衣装でしたが、生で見るとプリントの霞みややヨレ、皺などがあり激しいアクションシーンの様子が窺えます。
↑部屋の隅にCDがありました。ツイッターでデジモンのベストアルバムがある、という話をみかけてめちゃくちゃさがしました。三男の広斗のものでしょうか。私もデジモンみていた世代なのでちょっとシンパシー(笑)
映画だけでなくドラマ、アニメなんでもそうですが、キャラクターが読んでいる本や聴いている音楽がわかると嬉しくなります。キャラクターへの理解と共感の一歩です。
↑雨宮兄弟もバイク乗りなのでバイクが飾ってありました。バイクには疎くて全くわかりませんが、意外と車高が低いんですね。これで爆走するのでとても怖そう。
↑・一枚目、バイクモチーフのインテリアがいたるところに飾ってありました。
・二枚目、お酒もいっぱい。山崎があるのちょっと面白い。
以上がTHE MUSEUMでした。その後外に出てTHE LANDの会場に行きました。
↑THE LANDはお祭り会場がテーマらしく、SWORD地区(ハイロ―の舞台となる地域の名称)のお祭りのため達磨一家が仕切ってました。
↑これも作品の中で登場するお店。壁にはコブラのサイン。実際はグッズ売り場でした。
THE LAND内はグッズとフードの売り場なのでほかにもお店が何件かありました。私は今回、フードの購入はしなかったのですが、噂によると量も質もなかなかよかったそうです。近年アニメや漫画を中心にコラボカフェ等が増えていますが、実際にはなかなかフードで良い物が提供されるということは少ないと感じます。大体がグッズ購入や特典を目当てとした参加なので(私は)食べ物の質に一喜一憂はしないですが、ちゃんと良い物を提供してくれることに越したことはありません。
↑THE LANDのステージ。ここで毎日キャストの舞台挨拶がありました。すごい…。
席も1000席ほどあるそうで、本気度を感じます。
↑会場内の端にはキャストのみなさんの絵馬が。
↑山田裕貴さんの絵馬。この絵馬さわっていいのかわからず、わざわざ後ろに回り込んで撮影していたら、あとからきたギャルが普通にさわって裏返していてなんとも言えない気持ちになりました。
↓帰るとき園内で撮った写真。近くには工事のための大工さんたちが談笑してるだけで、営業していない遊園地は静かでした。
というわけで、ハイロ―ランドすごく良かったです。実はよみうりランド遠いしバスを乗ったりで行こうか躊躇していた部分もあったのですが、行って良かったと思いました。ハイロ―は美術や衣装も凝っていて、そういうスタッフさんの妥協しない仕事やこだわりを近くで見れたのはとてもよかったです。ハイロ―はまだ映画第4作目も控えており、スピンオフの作品のは発売も決まっています。これからも広がりそうな『HiGH&LOW』の世界に期待しています。
ちなみに、今回のハイロ―ランドの企画設計にかかわった方がインタビューに答えていました。本当に細部までファン目線にこだわっていたんですね。