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浜崎あゆみ TAライブツアー 15.11.24 Zepp TOKYO。

 に行ってきた。あゆがファンクラブライブを開催するのは12年ぶり。12年というと自分はまだ11歳。小学5年生。それだけ開催しなかったファンクラブライブを今年開催した。

 

普段アリーナクラスのライブをしているあゆがライブハウスでライブをするというだけでドキドキしていた。そして私は出演者でもないただの観客なのになぜか緊張していた。でもライブを毎年こなしていても緊張してしまうほどファンクラブツアーというのは大きなことだったのかもしれない。

 

個人的な話をするとZepp Tokyoでのライブは2回目。1回目は初音ミクのライブパーティー「ミクパ」2011年のライブ。しかし一度経験したことがあるとはいえ、初音ミクのライブは映像。所謂肉体的で熱狂的、人間的なライブが行われるライブハウスとしての特色はあまり感じられなかった。

だから、ロッカーに荷物を預けるときも確実にあゆのファンではないであろう人たち(バンギャ風)の恰好を横目にチラ見しながら参考にさせてもらった。

 

 でも、それだけ緊張していてもあゆのライブはあゆのライブだった。

勿論数曲歌ってMCを挟んでいたり、そのMCも長く喋るなどアリーナのライブでは絶対に見られないものだった。し、曲中も終始あゆは楽しそうにしていた。しかもあれだけ近くに歌ってるあゆを感じることなど早々ない。それでもライブがはじまり進むにつれ、「あぁどこにいてもいつでもあゆはあゆだ。」と思えた。

 

■セットリスト

 

 歌たわれた曲に関しては、ツアーの最終日(振替の福岡は残っていたけど)だったためか珍しい曲は歌わなかった。ツアーの最初のほうは「Present」や「Close to you」を歌ったらしい。それでも悔しさや惜しいという気持ちがありつつも、無事参加出来たライブで披露された曲との一期一会を大切にすることこそ観客の役割なのだと思っている。まぁ負け惜しみに聞えるかもしれないが・・・。

個人的に「xoxo」や「Lelio」など、ツアーでも歌われた曲でしかも、特別「あゆらしさ」を押し出したとは言えない曲が印象的であった。でもそれは、「COULORS」が好きなアルバムであることと、この曲たちがもたらすボルテージの上がり方がアリーナで感じたものと異なっていたからなのではないかと思う。アリーナであゆより高い位置で感じる音楽だったものが、観客の腕の間から自分に届く。たったそれだけだが、その違いを痛感出来たのがこの曲たちだったのかもしれない。

それと、ライブハウスという場所がたった一曲でクラブのような雰囲気に変わった瞬間にあゆのライブであることを感じ取れたからなのではないかとも思っている。

 

■というわけで。

 

 というわけで久方ぶりにファンクラブでライブハウスという枠組みで行われていても、あゆはあゆだったし、音楽に向き合う姿勢はアリーナだろうと変わらなかった。それはいつでも音楽に誠実であることを貫き通してくれていたという事実が個人的に嬉しかったからなのだと思う。

このツアー中に起こった(?)ツイッター騒動の時も嫌になるほど過剰なファンにイライラして理解できなかった。でも、そのファンがいなければこのツアーは出来なかったし完成しなかった。フォロワーの方が教えてくれた、「人間とはめんどくさいもの」という言葉をかみしめながら、面倒くさい事の顛末を見守った。でもそれがあったからこそより一層TAツアーが楽しかった。どこの誰だか分からないギャルやおじさんと肩を寄せ合って、かわいくて小っちゃくてでもかっこいい大好きな人と過ごした約3時間はここが自分の居場所なのだと間違いなく感じることが出来た。

 

 

 ライブの開始時に流れたモニターの映像は過去のライブステージを年代順にまとめたものだった。初めて行ったファンクラブツアーの2003年からの映像が一年も途切れることなく映し出された瞬間なんだか胸に来るものがあった。

そして、ライブを終えてあゆにとって歌手であることが居場所であるのならば、私はいつまでも居場所を作らなければと思った。それが私の居場所でもあるのだからと。